霞が関ならではの凛とした空気感と緑の英気
各省庁や合同庁舎などの行政機関が集積する千代田区・霞が関。赤坂、虎ノ門など港区との区境に接し、江戸時代は江戸城外桜田門の南に位置し、諸大名の上屋敷が立ち並んでいた歴史あるところです。明治時代に大火があり、その跡地に外務省などが置かれたことを皮切りに、財務省や経済産業省など官公庁施設の集積地となりました。正式の表記としては「霞が関」が地名、駅名は「霞ケ関」駅となります。
地上36階・地上高147mという日本初の超高層オフィスビルとして有名な「霞が関ビルディング」 (1968年竣工)以降、霞が関は国内でもひときわ成熟したオフィス街として発展し、時代の中心を歩んできました。アクセス面では東京メトロ丸ノ内線、日比谷線、千代田線の3路線が乗り入れているため、そのマルチなフットワークは軽快そのものです。
そして、霞が関の立地環境として注目すべきポイントがあります。それは北に皇居、東に日比谷公園と、都心を忘れさせる広大かつ豊潤な緑のオアシスがすぐ目の前にあることです。これはビジネスパーソンにとってもオン・オフの切替えに格好のロケーション。大いなるリラックスをもたらす安らぎの存在となることでしょう。
優れたアクセシビリティ、政治の中枢「国会議事堂前」
その名の通り永田町のシンボルであり、わが国の政治の中枢機能が集積する拠点である「国会議事堂前」駅。「霞ケ関」駅とは地下通路でつながり、東京メトロ丸ノ内線、千代田線の2路線が接続しています。東京駅へ直通6分をはじめとする多方面にスピーディーにつながるアクセスを誇ります。
国会議事堂をはじめ、内閣総理大臣官邸、衆議院議員会館や参議院議員会館など重要機関が立ち並ぶ場所柄だけに、エリア一帯に警備体制が敷かれ、治安が良いと言えます。弁護士等士業の事務所やオフィスビルも数多く見られます。また、国会議事堂は東京を代表する観光名所のひとつであり、一年を通して多くの団体ツアー客や修学旅行生の姿も見られます。
実に16年もの歳月をかけて1936年に建設された階段状の屋根の国会議事堂は、遠方からの視認性も高い官庁街のランドマークです。議事堂前のイチョウ並木は紅葉の名所であり、議事堂とのコントラストが素晴らしい都市景観を形成しています。また夜のライトアップによって、浮かび上がる荘厳な容姿も見応えがあります。
ゆとりと憩いをもたらす「溜池山王エリア」
オフィスワーカーにとって大切なプライベート領域になるのが、「国会議事堂前」駅から地下通路でもつながっている「溜池山王」駅周辺のエリアです。「溜池山王」駅からは東京メトロ銀座線・南北線に乗り換えでき、移動時間をスマートに演出します。
このあたりは米国大使館やカナダ大使館などに加えて、世界各国のエグゼクティブが利用するホテルも多く存在するなど、国際色豊かなビジネスエリアの雰囲気も漂います。近年ではITやメディア関連企業も増えてきているのも特徴です。
溜池山王エリアは飲食・ティータイムをはじめとするプライベートに合わせて選べる多様なスポットがひときわ充実しています。「溜池山王」駅と直結した「ザ・キャピトルホテル東急」、駅徒歩1分の「ANAインターコンチネンタルホテル東京」と、ラグジュアリーホテルの施設が身近に使えます。そして赤坂にかけてはエンターテイメント施設を備える複合施設「赤坂サカス」をはじめ、個性豊かなレストラン&バーやカフェなどが多彩に存在します。都心の高い機能性と上質な雰囲気が両立した魅力的なエリアを日常的に存分に愉しめます。