アクセスと歴史が交差する浅草橋
浅草橋駅では、JR中央・総武線各駅停車と都営浅草線を利用できます。JR線では西隣が秋葉原駅、東隣が両国駅です。また、都営浅草線では蔵前駅を挟んで、2駅隣が浅草駅です。浅草線は泉岳寺駅で京急線、押上駅で京成線方面と相互直通運転を実施しており、列車によっては、浅草橋駅から羽田空港第1・第2ターミナル駅や成田空港駅まで、乗り換えずに移動できます。
駅から少し歩くと船宿が立ち並ぶ隅田川があり、屋形船が川面を走る光景が印象的です。近年では川を挟んで東京スカイツリーがそびえ、昔ながらの下町風情と都市の雰囲気を併せ持つロケーションが広がります。
浅草橋の名称は、神田川に架かる橋の名に由来します。江戸時代、この場所には江戸城の警護のために設けられた見附の一つ、浅草見附があり、その枡形門は「浅草御門」と呼ばれました。現在、橋の台東区側のたもとには「浅草見附跡」の碑があります。
問屋街として栄えてきたアイデンティティ
朝晩はビジネスパーソンが行き交う浅草橋駅周辺ですが、浅草橋は都内有数の問屋街として古くから知られている街です。人形、模型、文具、衣料品、店舗装飾などを専門とする卸売業者が現在でも集まり、小売商をはじめとした多くの人が利用しています。
浅草橋エリアで人形を扱う店の歴史は、正徳元年(1711年)に吉徳初代が人形店を開いたことにさかのぼります。享保年間には、当時の浅草茅町にも雛市が立つようになり、雛人形や五月人形などを扱う商いが広がりました。現在も浅草橋駅周辺や江戸通り沿いには、人形、玩具、花火などを扱う問屋や店舗があり、老舗人形店では「吉徳」と「久月」の浅草橋本店が営業しています。浅草橋駅周辺には飲食店のほか、人形、玩具、花火、アクセサリー材料などを扱う店舗がある一方で、神田川沿いでは船宿や屋形船の乗り場もあり、問屋街と水辺が近接しています。
一体的に愉しめる、両国エリアの魅力
JR中央・総武線各駅停車で浅草橋駅の東隣に位置する両国駅周辺には、国技館があります。国技館は大相撲東京場所の会場であるほか、相撲興行のない期間には音楽イベントなどにも利用できる多目的施設です。このエリアでは相撲部屋が点在し、力士が行き交うのが日常風景となっています。
また、両国駅周辺には、江戸東京の歴史や文化を紹介する東京都江戸東京博物館があります。同館は大規模改修を終え、2026年3月31日にリニューアルオープンしました。常設展示室では、江戸東京の歴史や人々の暮らしを、収蔵資料、実物大模型、縮尺模型などを通して紹介しています。
両国駅から徒歩5分に位置する「すみだ北斎美術館」では、葛飾北斎と門人の作品を紹介しています。企画展では北斎のオリジナル作品を展示し、常設展示では代表作の実物大高精細レプリカなどを紹介しています。「‐両国‐江戸NOREN」はJR両国駅西口に直結し、旧駅舎を活用した館内に、ちゃんこ、すし・うなぎ、日本そば、海鮮料理、もんじゃ焼き、ラーメン、カフェなどの飲食店や観光案内所があります。
公開日:2021年9月15日
更新日:2026年9月18日



