抜群の交通利便性を有するアクセス拠点
かつては電気街として知られ、近年は様々なカルチャーの発信拠点としても名高い秋葉原。クールジャパンの中心地として世界が認める存在であり、この街独自の個性を放つ駅前は海外からも多くの人々が訪れる観光地となっています。
アクセス面では東京駅へわずか2駅。秋葉原はJR山手線・京浜東北線・中央総武線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス線と、各方面と縦横にリンクする東京イ一ストエリアのキーステーションです。ONタイムをスマートに演出するマルチフットワークが魅力です。
現在この街に流れるのは、高次元の利便性や様々な領域の情報が集い、交差することによって次世代のビジネスを創造していく熱気、エネルギー。秋葉原はオフィス街としても認知度が高まってきています。
様々な変遷を経てきた街
時代の移り変わりとともに、個性豊かに発展してきた街、秋葉原。歴史を遡ると江戸時代は神田川を利用した水運の拠点でした。生活の“電化”が進む昭和に入ってからは神田青果市場と集積し始めた電気部品、ラジオなどを扱う問屋、小売店の街へと変化しました。戦後しばらくして神田須田町や神田小川町界隈にあった電気関係の露店が秋葉原のガード下に移転し、これが電気街・秋葉原の原形につながります。
家電製品が普及する1950・60年代の高度経済成長期を経て電気機器・ソフトウエアの専門ショップや家電量販店が増大、電気街としての地位を確立していきます。そしてマルチメディア社会の到来と共にパソコン、ゲーム関連の店舗がひときわ充実し、さらに2000年代にはマンガ・アニメやフィギュアなどポップカルチャーの発信拠点“AKIBA”として国際的なブランド力を擁する街に。その時々に人々が求めるニーズに応えながら、変化と進化を繰り返し、秋葉原という街の存在感を高めてきました。
人の流れが変わる、電気街からIT拠点へ
電気街の外側、昭和通り方面は、様々な企業が立ち並ぶオフィス街で、多くのビジネスパーソンが行き交います。その人の流れを生み出したエポックとして開発されたのが、「秋葉原クロスフィールド」(2005年完成)と呼ばれる駅前の複合施設です。神田青果市場の跡地だったこの場所に、IT産業の拠点となるべく東京都が策定した「東京構想2000」、「秋葉原まちづくりガイドライン」に基づき、人の交流、情報の交流、産業の交流をテーマに大規模な整備事業が進行。一帯の「秋葉原UDX」「秋葉原ダイビル」はオフィス機能の他、産学連携機能・情報ネットワーク機能・ショールーム・コンベンションホール・各種イベントホールや商業施設として利用されています。
2010年、秋葉原の表玄関・電気街口には、駅併設型デパート「アトレ秋葉原1」が新しい秋葉原の顔として誕生。秋葉原は、変化すること自体を街の活力源としてきました。開発事業による街の進化は現在も続いています。秋葉原は今までに培った産業の集積、技術の蓄積、国際的知名度を活かしながら、IT拠点の形成を標榜しています。オフィス街としての発展はこれからも活発に行われていくことでしょう。
独自の個性とともに多様性も満喫
秋葉原は、話題の飲食店などが身近にあり、オフィスワーカーにとってランチや仕事帰りの時間も充実しています。万世橋周辺では各種肉料理を堪能できることで知られる大型店をはじめ、グルメ系のお店の数も種類も豊富に。複合型施設「Yodobashi AKIBA」は本格的なバーチャルバッティングセンターやゴルフ練習場が入り、リフレッシュには最適なスポットです。他にもフレンチトースト専門店やスイーツ系など多彩な飲食店が出店しています。訪れる人の客層、働く人の年齢層も様々、多様な街の魅力が広がっています。是非、足を運んでみてください。