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【名古屋】リニア開業を見据え、日々進化する名古屋のオフィス情報をご紹介!

かつては城下町として栄え、その後、世界のものづくりをリードする産業文化都市へと発展を遂げた名古屋。現在はリニア開業を見据え、街全体が日々進化を続けています。本記事では名古屋エリアの歴史や特徴とともに、賃貸オフィスの空室率や募集賃料、今後の再開発情報まで詳しく紹介していきます。

名古屋はかつて城下町として栄え、産業文化都市として発展を遂げてきた歴史を持つ都市です。近年は、都心部を中心に再開発が進んでおり、オフィスビルや商業施設の建設が活発に行われています。さらに、名古屋は国内外へのアクセスにも優れているため、東京や大阪に本社を置く企業にとっては第二の拠点としても最適な立地です。本記事では、名古屋の歴史やエリアごとの特色、再開発情報などをご紹介します。ぜひ最後までご一読ください。

名古屋エリアの歴史

名古屋は、江戸時代に徳川家康が築城した名古屋城を基に発展した城下町です。その後、明治20年代以降に始まった第一次産業革命では、「木・糸・土・鉄(機械)」の4つの産業技術が名古屋の産業発展に貢献しました。 この4つの分野の技術は相乗効果を発揮し、やがて名古屋は工作機械や産業用ロボットなどの分野において世界的な技術力を持つ都市へと発展しました。城下町から産業文化都市へと発展を遂げた名古屋の歴史について、詳しく解説します。

■城下町からの発展を遂げた名古屋
当時の尾張の中心は「清須」という町で、そこには尾張藩の居城である「清須城」がありました。しかし、清須は低地のため、洪水や水攻めに遭うおそれがあり、別の場所に新しく築城する必要があったのです。そこで、当時の江戸幕府は港からの交通の便が良く、地盤がしっかりとしている熱田台地がある「名古屋」に目を付けました。
1609年、徳川家康が名古屋城の築城を命じ、1610年には築城にあたって清須の町をまるごと名古屋へ移す「清須越」を行いました。築城関係者や武士、町人、商家や質屋に至るまで、町ごと全てを名古屋に移したのです。そうして名古屋城を中心とした城下町が形成されました。江戸時代の絵図を見ると、碁盤の目のように規則正しく区画された碁盤割の町が城下に形成されており、現在の名古屋の原型がすでに確立されていたことが分かります。
その後、1660年に名古屋で発生した万治の大火により約3,000軒の民家や武家屋敷が消失しました。この火事をきっかけに、街路の一部が「火除地」として約27mの幅員に拡幅されました。火除地とは防火用のオープンスペース(街路)を指します。建物を密集させず、街路を広くすることで延焼を食い止める効果がありました。
この時に作られた火除地が「広小路」と呼ばれるようになり、人々が集まる名古屋のメインストリートになりました。広小路には商店や芝居小屋などが並び、城下町一番の繁華街として賑わいました。現在では名古屋市中心部と周辺都市をつなぐ、東西の大動脈とも呼ばれるメインストリートになっています。

■近代の名古屋とオフィスビルの変遷
明治時代、尾張藩は「名古屋藩」に改称され、1871年には廃藩置県により「名古屋県」(翌年「愛知県」に改称)となりました。その後、「文明開化」の風潮にのってめざましく産業が成長します。1886年に官設鉄道(現在の東海道本線)名古屋駅が開業し、明治20年代(1887年~)には、政府の殖産興業政策により紡織業を中心とする第一次産業革命が始まりました。名古屋紡績・尾張紡績などの工場が設立され、その後、織物・陶磁器・七宝・時計・織機などの工業が発展していきました。名古屋港や新堀川(精進川)など、運河の利用が可能になったことも名古屋の発展を後押しした大きな要因の一つです。
その後も、1910年には名古屋初の百貨店が開業(いとう呉服店、後の松坂屋)、1934年には市の人口が100万人を突破するなど、名古屋は愛知県の中心地として発展していきます。
1939年から始まった第2次世界大戦時には軍需産業都市として発展していましたが、度重なる空襲により多くの地域が被害を受けました。しかし、優れた戦災復興都市計画(土地区画整理事業)により、名古屋は他に類を見ない速さで復興を遂げたのです。高速度鉄道(地下鉄)計画・公園整備計画・100m道路計画(※)・大規模墓地移転など、幅広い事業や区画整理が実施されたのも特徴です。終戦後の日本でいち早く未来に向けた構想を立て、復興事業を完成させた名古屋は、大都市へと発展しました。(※防災・美観向上を目的とした幅員100mの道路を整備する計画。)

現在の名古屋は、ブランドショップや大規模商業ビルが建ち並び、国内外から観光客が訪れる活気に満ちた街です。「名古屋市都市計画マスタープラン2030」も進められており、市の経済成長・住環境の改善・交通インフラの充実・環境保全にも取り組んでいます。都市計画が進むことで交通網・物流網の整備や企業の進出も活発になることが予想されるため、ビジネス拠点としても注目されている都市です。

名古屋エリアの特徴

日本のほぼ中央に位置する都市で、ビジネス拠点としても注目が集まる名古屋の特徴は、以下の通りです。

・交通の利便性が高い
・エリアごとに違う魅力がある


■交通の利便性について
名古屋は交通の利便性が高く、ビジネス拠点としてポテンシャルの高い都市です。名古屋駅は、中部地方・東海地方最大のターミナル駅で、在来線や新幹線が各方面に発着しています。東海道新幹線・JR・名古屋市営地下鉄の乗り入れがあり、さらに名古屋鉄道(名鉄)・近畿日本鉄道(近鉄)にも接続しているため、遠方へのアクセスも便利です。中部国際空港(セントレア)や他の地方都市へのアクセスにも優れているため、ビジネス拠点都市として高い利便性を兼ね備えています。
また、将来的にはリニア中央新幹線(品川―名古屋間)が開業予定で、交通圏は大幅に拡大することが予想されます。東京まで約40分で移動が可能となるため、ビジネスの可能性も大きく広がるでしょう。交通の発展により、多様な人材・企業が集積し、名古屋は経済的にも更なる発展が見込まれます。

■エリアごとの魅力について
名古屋市内はエリアごとに特徴が異なります。名古屋駅周辺・栄エリア・丸の内エリア・伏見エリアそれぞれの魅力を紹介します。

名古屋駅周辺
名古屋駅周辺は主要交通の拠点であり、ビジネス・ショッピング・レジャーなどのスポットが集中しています。アクセス・立地を重視する企業や、国内外の顧客・ビジネスパートナーとの接触が多い企業、観光・流通関連の企業が数多く拠点を構えています。また、名古屋駅駅前広場はリニア開業を見据えて整備が進められています。国内外だけでなく世界の玄関口としてにぎわいを感じさせるターミナル駅を目指して、大規模な再開発が行われており、エリア全体が活気にあふれています。

栄エリア
栄エリアは商業施設やアミューズメント施設が豊富で、活気ある環境が特徴の一つです。名古屋の流行の発信地でもあるため、ファッション・小売・広告・デザイン関連の企業や、若い顧客層をターゲットとする企業が多く拠点を構えています。アクセス面に優れた立地でありながら、名古屋駅周辺エリアよりも賃貸オフィスの平均賃料が安いため、コストパフォーマンスの良いオフィス街と言えるでしょう。

丸の内エリア
丸の内エリアは多くの法律事務所・会計事務所・コンサルティング会社などが集まるエリアです。公共交通機関や主要道路が発達しており、官公庁や大手企業も多く拠点を構えている名古屋市有数のビジネス街なので、企業としてのブランド力向上も叶うエリアと言えるでしょう。

伏見エリア
伏見エリアには、世界最大のプラネタリウムがある「名古屋市科学館」や「名古屋市美術館」、歌舞伎などの公演が行われる「御園座」があり、周辺にはカフェやグルメスポットも点在しています。名古屋の中心地に近くアクセス良好で、スタートアップ企業やIT関連の企業が多く進出しているオフィス街です。2024年現在、伏見エリアを含む市街地の都市機能を向上させる都市再生整備計画が進められており、今後の発展がますます期待されています。


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名古屋市の空室率・募集賃料

■空室率
2024年1月の賃貸オフィスの空室率は4.77%でした。2020年から2022年4月までの空室率は緩やかに上昇し、2022年4月時点で5.11%になりました。新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの普及や、働き方の変化、オフィスニーズの変化などによる企業のオフィス需要の減少が空室率上昇の要因と考えられます。2022年5月以降は、ほぼ横ばいの動きを見せています。

■平均募集賃料
2024年1月の賃貸オフィスの募集賃料は12,209円/坪でした。2022年8月までは上昇傾向にありましたが、直近では空室率と同じくほとんど横ばいで推移しています。名古屋エリアでは再開発が進められており、2024年は丸の内駅周辺、2026年には栄駅周辺で複合オフィスビルの竣工が予定されています。そのため、オフィスの新規供給量は増加すると予測されており、空室率と募集賃料にも影響する見込みです。

名古屋エリアの再開発計画

名古屋エリアで予定されている再開発計画についてご紹介します。

・【丸の内エリア】名古屋シミズ富国生命ビル
・【栄エリア】(仮称)錦三丁目 25 番街区計画
・【栄エリア】(仮称)S2計画


■名古屋シミズ富国生命ビル
丸の内エリアの大規模オフィスビル開発で、2024年3月に竣工しました。「多様な働き方に応える超環境配慮型オフィス」を開発コンセプトとして掲げており、ニューノーマル時代の働き方を見据えたワークプレイスを提供しています。例えば、ビル内にはテナント専用の共用会議室や、リフレッシュスペースを設置。16階にはテナント専用ラウンジも備えており、ABWの機能をビル側が提供しています。また、1~3階には自走式の駐車場を配置しており、自動車を使う企業が多い名古屋ならではの設計となっています。
また、この開発は単なるオフィスビル建設にとどまらず、地域活性化にも貢献しています。オフィスワーカーだけでなく地域住民も楽しめるように、1階のピロティ部分にキッチンカーを導入するなど、地域の賑わい創出にも取り組んでいます。

■(仮称)錦三丁目25番街区計画
栄エリアで開発が進められている計画で、2026年3月竣工予定です。「国内外の文化や交流価値創造拠点」をコンセプトとしており、名古屋の都市ブランド力向上や栄エリアの都市機能整備を目標としています。ホテル・オフィス・映画館・商業施設が集結した複合オフィスビルで、オフィス部分は3層吹き抜けのスカイロビーを設けており、名古屋城や名駅地区、久屋大通公園を見渡す眺望を楽しむことが出来ます。また、新たなビジネスの創発を目的に2フロアにわたってコワーキングスペースやプライベートワーキング機能等を整備しており、企業・学生・市民など多様な人々のコラボレーションを創出します。
また計画では、敷地内の約20%以上を緑化面積として確保しており、環境にも配慮された建物計画となっています。周囲の建物との調和を意識した屋上庭園の緑化等により、ゆとりある都市環境の創出やヒートアイランド現象の緩和に寄与します。この計画は名古屋市の伏見・栄地区都市再生安全確保計画の安全確保施設として位置付けられています。複数の非常用発電機や防災備蓄倉庫を整備し、災害発生時には帰宅困難者の受け入れに対応しています。

■(仮称)S2計画
2026年3月の竣工を目指して、新栄町2丁目で開発が進められているオフィスビルです。第一生命保険株式会社・鹿島建設株式会社・株式会社ノリタケカンパニーリミテドの3社が共同事業者として建設を進めています。異なる業界の企業が共創し、環境配慮型オフィスの実現や公開空地整備による街の活性化を開発コンセプトとして掲げているのが特徴です。
(仮称)S2計画では、「CASBEE-建築(新築)」(建築物の環境性能を評価する認証制度)で最高ランクの「S」を取得しています。高い省エネ性能と快適性を両立した環境配慮型賃貸オフィスビルで、オフィスワーカーの健康や快適性の維持・増進を支援するオフィスとしての役割が期待されています。広小路通・錦通・武平通の3つの通りに面しているため、ゆとりある歩行者空間と広場を整備することで人の流れを呼び込み、にぎわいと交流の生まれる街づくりに貢献するでしょう。

まとめ

名古屋は、日本列島のほぼ中心に位置し、国内外に向けた交通の利便性も高いことから、ビジネス拠点としても注目されています。今後もリニアの開業や、名古屋駅前をはじめとした大規模再開発計画が進められることで、さらに魅力的な都市へと進化していくことが期待されます。オフィス移転を検討されている企業にとって、名古屋エリアは魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。

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