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【有楽町】街のプレーヤー達が築き上げる「新しい有楽町」へ!エリアの魅力をご紹介

明治時代から、新たな芸術・文化の発信地であり「アミューズメントシティ」と呼ばれていた有楽町エリア。現在、かつての歴史を物語るシンボル的なオフィスビルや劇場の建て替えプロジェクトが進行中です。「新しい有楽町」へのまちづくりが進められるこのエリアで、どのような変化が起こっているのでしょうか。その歴史から、オフィスエリアとしての特徴や魅力まで、詳しくご紹介します。

有楽町は、現在多くのビルの建て替えが計画されており、新しいまちづくりが行われているエリアです。交通アクセスに優れ、商業施設やエンターテインメント施設も多く、さらに東京国際フォーラムなどのカンファレンス施設も充実しているため、国内外のビジネスパーソンや観光客が集まる日本有数のビジネス・観光エリアとなっています。いつも多くの人で賑わう有楽町ですが、このエリアはどのような歴史を辿ってきたのでしょうか。今後の再開発情報も含めてご紹介いたします。

有楽町の発展と開発の歴史

有楽町エリアは、歴史的な背景とともに多くの開発プロジェクトが進行し、現在の姿へと変貌を遂げてきました。有楽町の発展と開発の歴史を詳しくご紹介します。

■地名の由来
有楽町の地名は、織田信長の弟で茶人としても名高い「織田有楽斎(おだうらくさい)」に由来するといわれています。関ヶ原の戦いの後、有楽斎は徳川家康方に属し、数寄屋橋御門の周辺に屋敷を与えられました。その屋敷跡地が「有楽原(うらくがはら)」と呼ばれていたことから明治時代に「有楽町」と名付けられたとされています。しかし、有楽町という地名の由来には諸説あり、地形や歴史的な背景に基づいた説も存在します。

■明治時代~昭和初期
1868年(明治元年)、明治維新の変革の中「江戸」が「東京」に改称され、「東京府」が誕生しました。この頃の丸の内・有楽町・日比谷周辺では急速に西洋化・近代化が進み、まさに文明開化の最先端を走るエリアでした。
1910年(明治43年)には有楽町駅が開業し、地域の交通の要所となりました。有楽町駅は現存する日本最古の高架鉄道で、開業に至るまでに2度の戦争が起こるなど、度々建設の中断を強いられながらも長い期間をかけて完成しました。その後も何度か被災をしていますが、現在とそれほど形は変わっていません。
また、1911年(明治44年)には帝国劇場が建設されます。白煉瓦の外装に豪華な内装、西洋風の建物は上流階級の人々の社交場となり、この頃から既に有楽町周辺は新しい芸術や文化の発信拠点となりました。

1923年(大正12年)には、関東大震災により有楽町も大きな被害を受けます。江戸から受け継がれた街並みは失われ、多くの人命が犠牲となりましたが、その後は将来を見据えた復興事業が行われました。戦後の東京には西洋風の建築物が増え、その景観は大きく様変わりしました。1923年(大正12年)に邦楽座が開業、1933年(昭和8年)にはアジア最大の劇場である日本劇場(通称「日劇」)が開業し、映画上映や演劇の公演で人気を博しました。
この頃の有楽町周辺は、宝塚歌劇団の創始者として知られる実業家・小林一三による「日比谷有楽街(アミューズメントセンター)」構想のもと、様々な劇場が建設されました。そして、東京の文化発信拠点として有楽町・日比谷周辺は大きく変化していきました。

また、有楽町は「新聞街」としても有名な街でした。東京日日新聞(毎日新聞)・報知新聞・読売新聞そして朝日新聞など多くの新聞社が進出しており、新聞記者が走り回る姿が日常風景となっていました。また終戦後の、1951年(昭和26年)には東日本初の民間放送ラジオ局、ラジオ東京(後のTBS)が開局。その後ニッポン放送も開局し、ラジオやテレビの需給が急速に高まりました。有楽町は新聞社やラジオ局といったメディアの発信地としても知られていたのです。

■終戦後の有楽町
1945年(昭和20年)に終戦を迎え、有楽町周辺の多くのビルはGHQに接収されましたが、1952年(昭和27年)の解除後は、東京オリンピック開催に向けて高速道路が建設されたり、地下鉄丸ノ内線・東海道新幹線などが開通するなど、有楽町周辺は大きな変貌を遂げました。

また、1960年代には高度経済成長に伴い首都圏の人口が急増しました。銀座線や丸ノ内線、日比谷線などの従来の地下鉄の輸送力が限界に達したため、混雑緩和などの目的から1974年(昭和49年)に「有楽町線」が開業します。その後、1988年(昭和63年)に現在の区間となるまで、段階的に区間を延伸していきました。

■昭和後期からの再開発
1980年代に東京都が行った再開発により、朝日新聞本社・日劇が解体され、その跡地に有楽町マリオンが建設されました。また、昭和初期に建設された日比谷劇場・有楽座も、老朽化により解体され、跡地は複合ビルの日比谷シャンテとなりました。さらに、都庁が移転した跡地には東京国際フォーラムが建設されるなど、地域のランドマークが次々と誕生しました。これらの施設は有楽町の新たな顔となり、文化・芸術の発信地であった地域の歴史を受け継ぎ、現在も多くの人々で賑わっています。

有楽町エリアの新たなまちづくり

有楽町は、丸の内・大手町とともに「大丸有エリア」として三菱地所株式会社主導のもと、一体的な再開発が進められています。それぞれのエリアに特色を持たせたまちづくりを行っており、特に有楽町では多くの芸術文化を発信してきた歴史を受け継ぎ、「アート」や「創造」といったコンセプトをもとに様々なプロジェクトが進められています。

■有楽町「Micro STARs Dev.」プロジェクトについて
有楽町の再開発プロジェクトの一環として、三菱地所株式会社が進める「Micro STARs Dev.」(マイクロスターズディベロップメント)。このプロジェクトは2019年にスタートし、2024年10月現在も進行中です。

プロジェクトの概要と目的
「Micro STARs Dev.」は、「街の輝きは人がつくる」というコンセプトのもと、有楽町を「クリエイティブな人材が集まり、活躍できる場」に再構築するためのプロジェクトです。ビジネスや芸術など様々な分野の原石を集めて育てていく、そのための施設なども提供しています。ビルを建て替えるというハード面だけではなく、人が集まる場所を創るという街のソフト面も強化するためのプロジェクトです。

プロジェクトの内容
このプロジェクトでは、2つの施設が拠点となっています。その一つが「SAAI Wonder Working Community」というインキュベーション施設です。スタートアップ企業やクリエイターが集まり、交流することで、革新的なアイデアを育む場となっています。
また、物販施設である「micro FOOD & IDEA MARKET」は、まだ世の中に知られていない「原石」のようなアイデアに目を向けて、日本各地の企業が地域の魅力を発信するイベントを行ったり、企業の新商品発表の場となったり、新しいモノ・コトの発信の場となっていました。2023年の有楽町ビルの閉館に伴い閉店しましたが、有楽町エリアに多くの新しい交流や出逢いを生みました。

■有楽町アートアーバニズム「YAU」プロジェクトについて
「アーティスト」と街全体が交流し、イノベーションを起こすことを目指す実証パイロットプログラムが2022年からスタートしました。

プロジェクトの概要と目的
都心のビジネス街である有楽町で、アーティストがアートの制作過程を広く公開することで、クリエイティブな人々が集まる場を作り出し、有楽町から新たなビジネスや協創を生み出そうというプロジェクトです。かつての有楽町が、日本を代表する芸術や文化の発信地であったように、現代でも新たな文化や価値が生み出されることが期待されます。

プロジェクトの内容
アーティストの作品制作過程を街中で公開し、交流する「YAU STUDIO」(国際ビル7階)、次世代を担う若手アーティストに、専門家によるアドバイスを提供する「YSU SOUDAN」(国際ビル7階)、大丸有エリアのオフィスワーカーが、街とアートについて学びを深める「YAU CLASS」の3つの要素が主体のプロジェクトとなっています。
また、アート×ビジネス協創の取り組みとして、アートに興味を持つ企業や自治体、ワーカー向けに、情報提供やアーティスト・事業者のマッチング相談、さらに事業設計などを支援するインキュベーション機能なども展開しています。

参考:Backstage YURAKUCHO

有楽町エリアの魅力

有楽町エリアは、その優れた交通アクセスや多彩な商業施設が魅力です。多くのビジネスパーソンや、観光客が集まる理由をご紹介します。

■優れた交通アクセス

有楽町エリアはその圧倒的なアクセス利便性から、ビジネスエリアとして人気を博しています。有楽町駅はJR山手線・京浜東北線、東京メトロ有楽町線が利用可能で、さらに日比谷駅・銀座駅も徒歩圏内のため、多くの路線が利用できます。東京駅にも近く、羽田空港や成田空港へのアクセスにも優れているため、出張の機会が多い企業にとって利便性の高いエリアと言えるでしょう。

■多彩な商業施設
このエリアは有楽町イトシアや有楽町マリオンなど、ショッピングやグルメを楽しめるスポットが多く、ビジネスパーソンや観光客で賑わっています。有楽町イトシアには、ファッションや雑貨、グルメのお店が揃い、地下1階のイトシアフードアベニューでは日本各地の名物料理や国際色豊かな料理を楽しむことができるため、観光客に人気です。また、徒歩圏内の銀座エリア・日比谷エリアには世界的に有名なブランドやデパートが集積し、自然豊かな公園もあるため、仕事帰りやランチタイムなどに充実した時間が過ごせます。

■カンファレンス施設
経済効果や産業力強化をもたらすMICE(※)は、世界各国が誘致に力を入れている分野です。その中でも、東京国際フォーラムをはじめとした多くのカンファレンス施設を備える有楽町は、飲食店や商業施設、高級ホテルも施設に近接しているため、施設内だけではなく街全体を利用する「都心型エリアMICE」の開催地として人気を博しています。
東京国際フォーラムで学会に参加した後は、丸の内仲通りでランチを楽しんだり、美術館や劇場でエンターテインメントを満喫したり、日比谷公園でくつろいだり、高級ホテルでパーティーに参加したり──。MICEのために訪れた国内外のビジネスパーソンが、1日を通して楽しむことのできる有楽町エリア。周辺エリアを含む一体的なまちづくりが奏功し、有楽町は世界から選ばれる魅力的なMICE開催地となっています。
(※)Meetings(会議)、Incentives(インセンティブ旅行)、Conferences(学会・研究会)、Exhibitions(展示会)の頭文字を取った言葉で、主にビジネス目的で行われるイベントや旅行のことを指す。


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有楽町エリア(丸の内・大手町・有楽町・内幸町含む)の潜在空室率・平均募集賃料

有楽町エリア(丸の内・大手町・内幸町含む)の潜在空室率・平均募集賃料
2025年
1月
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9月
2025年
10月
2025年
11月
2025年
12月
2026年
1月
潜在空室率2.05%1.62%1.28%1.15%1.00%1.03%1.24%1.42%1.25%1.17%1.13%1.11%1.01%
平均募集賃料/坪¥45,615¥47,223¥47,299¥48,069¥50,300¥49,242¥48,050¥47,677¥47,421¥48,786¥48,077¥48,028¥49,071

※2025年4月末時点データより、募集中の全フロアを対象とした中長期的な市場の供給状況を示す従来の「空室率」を「潜在空室率」と再定義しています。

2026年1月末時点 調査対象ビル棟数 78棟

出所:MRESデータ

■潜在空室率

2026年1月の主要大型ビルの潜在空室率は1.01%でした。

■平均募集賃料

2026年1月の主要大型ビルの平均募集賃料は49,071円/坪でした。

有楽町エリアの再開発と今後

ここからは、有楽町エリアで進められている再開発計画についてご紹介します。

■有楽町ビルと新有楽町ビルの建て替え計画
竣工から50年以上が経つ「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の建て替え計画が進行中です。両ビルは2023年に閉館し、有楽町エリアのまちづくりを担う新たな顔として、建て替えられる予定です。
先述した通り、有楽町エリアは「文化芸術・MICE を核とした “まちづくりのショーケース”」の実現を目指してまちづくりが進められています。訪れる人々に新たな刺激を与えるような、クリエイティブに溢れた街にするために、両ビルでも様々な新しい取り組みが見られることでしょう。

■国際ビルと帝劇ビルの再開発
日比谷・有楽町エリアのランドマーク的存在である、帝国劇場。その劇場を有する帝劇ビル、隣接する国際ビルの建て替え計画が進行中です。両ビルは竣工から約56年が経過しているため、BCP対策も含めて機能更新がなされる予定です。
帝劇ビルにある帝国劇場は1911年から近代日本の文化芸術を発信する場として日比谷・有楽町エリアを牽引してきました。三菱地所が東宝、出光美術館と共同で進めるこの建て替え計画は、歴史と伝統のある文化芸術を未来にも残すべく、時代の変化に応じた再整備がなされ、今後も日本の芸術文化の発信地となることが期待されます。
国際ビルは、商業施設やオフィススペースだけでなく文化施設やエンターテインメント施設も含まれ、ビジネスやショッピング、エンターテインメントが一体となった魅力的なビルへ生まれ変わる予定です。

■Tokyo Sky Corridorと歩行者ネットワークの整備
「Tokyo Sky Corridor」プロジェクトは、日本橋周辺の首都高速道路地下化に伴い、新しいルート(新京橋連絡路)が設置されるため、自動車専用道路としての役割が大きく低下する東京高速道路(KK線)の有効活用策として進められているプロジェクトです。

この計画では、高速道路を誰もが利用できる歩行者空間とし、エリア全体の回遊性を高めて、新たな賑わいを創出することを目的としています。
2024年5月には「GINZA SKY WALK 2024」という体験イベントも行われました。高速道路という普段は歩けない特別な空間で、パフォーマンスを楽しめるステージイベントや、マルシェの出展、アート体験イベントなどが行われました。

このプロジェクトが完了することで、有楽町を含む多くのエリアで新たな賑わいが創出され、観光地としての東京の魅力も増すことでしょう。

画像引用:東京都建設局ホームページ   参考:有楽町まちづくりビジョン(本編) ver1.0KK線再生 PROJECT

有楽町エリアで賃貸オフィスをお探しの方へ

有楽町エリアは、古くから芸術や文化の発信地として機能していました。現在は「街をつくる主役は人である」という三菱地所の想いのもと、「アート」や「創造」といったテーマで活気あるまちづくりが行われています。有楽町ビル・新有楽町ビル、そして国際ビル・帝劇ビルといった、かつての「有楽町のシンボル」も建て替えられることにより、街は大きく生まれ変わることでしょう。有楽町エリアは今後、オフィスエリアとしても観光地としても、多くの人が集まる場となることが期待されます。


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