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【汐留】汐留エリアの魅力とは?歴史や今後の開発についてご紹介!

汐留エリアは広大な貨物ターミナルの跡地で都市再開発が行われたエリアです。貨物ターミナルから都内有数のビジネス拠点へと成長しました。現在は「汐留シオサイト」を中心に数多くのオフィスビルが集積しているのが特徴です。電通やソフトバンクなどの日本を代表する大企業の本社も汐留にあります。また、汐留エリアは銀座や虎ノ門などのビジネス街からも近く、交通利便性も良好です。汐留エリアは3駅9路線利用可能でビジネスの拠点とするには適したエリアと言えるでしょう。この記事では、汐留の歴史や特徴 、今後の開発計画などを紹介しつつ、汐留エリアの魅力を紹介していきます。また、汐留の賃貸オフィスの賃料情報も紹介します。汐留エリアでオフィスを検討している会社の担当者の方には必見の内容ですので、ぜひご覧ください。

汐留の歴史と変遷

汐留は、もともと東京都港区の地区名であり、旧町名に該当します。江戸時代以前は湿地帯でしたが、江戸幕府が開かれると湿地帯は埋め立てられ、多くの武家屋敷が並ぶようになりました。明治時代に入ると、汐留エリアに新橋駅が建設されて横浜駅間を行き来する鉄道が開設されました。明治時代は東京の玄関口として発展していったのが特徴です。
1914年に東京駅が開業したことで、新橋駅は旅客営業を廃止し貨物駅として使用されることとなり、「汐留駅」に改称されました。その際、「烏森駅」が「新橋駅」に改称され、これが現在の新橋駅となっています。
1980年代には、トラック輸送が増加したことで汐留駅も廃止されました。その広大な跡地を活用し、1995年頃に都市開発が進みだします。そして現代では、再開発が進み、東京有数のビジネスエリアとして発展を遂げました。今後も発展し続けていくことが予想できるでしょう。ここからは、汐留にある観光スポットについて紹介していきます


■浜離宮恩賜庭園
江戸時代の汐留は、武家屋敷が建ち並ぶエリアであり、その名残として汐留エリアには浜離宮恩賜庭園という観光スポットがあります。浜離宮恩賜庭園は徳川家の歴代将軍によって整備され、現在も美しい景観を保っているのが特徴です。
明治維新後は皇室の離宮になり、昭和20年に東京都に下賜されました。その後、昭和27年に国の特別名勝及び特別史跡に指定された歴史があります。庭園の池は都内では唯一の海水の池であり、ハゼ等の海水魚が生息しています。オフィスビルが多い、汐留エリアの癒しスポットといえるでしょう。
また、庭園では、季節毎に菜の花やコスモスなどが美しく咲き誇ります。加えて、ユリカモメやハクセキレイなどを観察できる野鳥スポットでもあり、都会でバードウォッチングを楽しむことも可能です。汐留エリアで自然を感じられるスポットといえます。

■旧新橋停車場「鉄道歴史展示室」
汐留は、日本の鉄道発祥の地であることから、鉄道歴史展示室があります。鉄道歴史展示室には縮尺100分の1の模型で再建した旧新橋停車場の駅舎が展示されており、ほかにも様々な鉄道関連の品が展示されているのが特徴です。
鉄道の歴史や汐留エリアの郷土史などをテーマにした企画展も開催されており、当時の新橋停車場や汐留界隈の映像をプラズマディスプレイで視聴することも可能です。映像を観ることで、汐留エリアは明治時代から活気に溢れていたことが分かります。汐留の歴史を感じたい人や、鉄道が好きだという人におすすめのスポットといえるでしょう。

■1995年から始まった汐留地区再開発「汐留シオサイト」
前述の通り、汐留は鉄道発祥の地として発展を遂げてきました。その後、1995年から始まった汐留地区再開発で、汐留エリアはビジネス街として大きく変貌を遂げていきます。貨物ターミナルの広大な跡地を11街区の集合体として開発が行われた、国内最大級の再開発として知られています。
汐留地区再開発は「汐留シオサイト」と名づけられ、2004年には13棟の超高層オフィスビルが完成しました。このオフィスビルには、富士通やANAホールディングス、三井化学などといった大企業の本社が入居しています。また、汐留シオサイトには商業施設も点在し、グルメやショッピングなども楽しむことができます。汐留シオサイトの5区はイタリアの街並みを再現した「イタリア街」になっており、レストランや宿泊施設もあります。

汐留の特徴

汐留の特徴の1つとして、「汐留駅」が「都営地下鉄大江戸線」と「ゆりかもめの東京臨海新交通臨海線」の接続駅になっていることが挙げられます。新橋駅に隣接しており、銀座が徒歩圏内であることが特徴です。3駅9路線が利用可能とアクセス抜群の立地だといえるでしょう。
品川や六本木などの都内有数のビジネス街にも、10分もかからずに到着できます。また、羽田空港へのアクセスも良く、出張もしやすいといえるでしょう。このような交通の利便性を活かした再開発が進んだことが、汐留エリアの特徴でもあります。銀座や虎ノ門、お台場などにも近いため、ビジネスの拠点とするのに適しているといえるでしょう。
また、汐留にはメディアや情報関連の企業が多いことも特徴の1つです。日本テレビや電通の本社は汐留にあります。日本テレビの番組関連グッズを販売している「日テレ屋」や日本の広告の歴史を知ることができる「アドミュージアム東京」も汐留エリアにあります。


■駅の利用状況
都営地下鉄大江戸線の汐留駅の1日平均乗降人数は、2万5,610人です。新宿の1日平均乗降人数は約9万人、六本木の1日平均乗降人数は約5万5,000人であるため、汐留駅は大江戸線の中では、比較的乗降客が少ない傾向にあるといえます。都営地下鉄大江戸線を利用すれば、新宿や六本木、代々木などに乗り換え無しでアクセスできます。
ゆりかもめの東京臨海新交通臨海線の汐留駅は、1日平均乗降人数が約9,000人です。なお、汐留エリアは新橋駅や銀座駅も徒歩圏内にあり、以下の3駅9路線を利用できます。

  • 汐留駅:都営地下鉄大江戸線
  • 汐留駅:東京臨海新交通臨海線

  • 新橋駅:JR山手線
  • 新橋駅:JR京浜東北線
  • 新橋駅:JR東海道線
  • 新橋駅:東京メトロ銀座線
  • 新橋駅:都営地下鉄浅草線
  • 新橋駅:東京臨海新交通臨海線

  • 銀座駅:東京メトロ銀座線
  • 銀座駅:東京メトロ丸ノ内線
  • 銀座駅:東京メトロ日比谷線



■周辺地域
汐留エリアの周辺地域には、長い歴史を持つ「旧新橋停車場」や「浜離宮恩賜庭園」といった観光スポットだけでなく、商業ビルやホテル、マンションなどの高層ビル群が林立しているのも特徴の1つです。
汐留エリアは「汐留シオサイト」を中心に東京有数のビジネス拠点に成長しており、汐留シオサイトには、パナソニックの東京本社ビルや日本テレビタワーなどのオフィスビルが集積しています。また、イタリア街やカレッタ汐留などのグルメ、レジャー、ショッピング施設も豊富です。
また、汐留の南側にはタワーマンションや高層マンションが建築され、居住地としても利用されています。主なタワーマンションとして、東京ツインパークスやスカイグランデ汐留、アクティ汐留などがあり、いずれも高い人気を誇っているのが特徴です。

■オフィスやビルの状況
汐留エリアは、国内でも有数のビジネス拠点で、メディア・情報企業が集まっています。汐留シオサイトを中心に、日本テレビや電通などの大手情報産業企業のオフィスが集中しています。汐留エリアの代表的なビルとして、カレッタ汐留や汐留シティセンターなどが挙げられます。また、ANAホールディングスや富士通、三井化学などといった大企業の本社も汐留にあります。
加えて、日本テレビの番組関連グッズを販売する施設や、世界有数の広告ミュージアムとして知られる「アドミュージアム東京」などのエンタテイメント施設もあるのが特徴です。

汐留の賃貸オフィスの空室率・平均募集賃料

次に、汐留エリア(新橋・虎ノ門を含む)の空室率・平均募集賃料を見ていきましょう。
2022年7月時点で9.62%だった空室率は、緩やかに減少し、2023年5月には7.73%となっていました。しかし、2023年6月時点では大型新築物件の竣工により、11.37%にまで上昇しました。
平均募集賃料については、2022年8月時点で32,311円/坪でした。その後緩やかに下がり続け、2023年6月時点では30,029円/坪となっています。
汐留エリアの賃貸オフィスの詳しい情報が知りたいという方は、以下のページもご覧ください。

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汐留周辺の開発情報

汐留周辺では交通の利便性を活かした再開発が進み、超高層ビルの建設が相次ぎました。開発の結果、オフィスビル群が誕生し、日本有数のビジネス街として成長しています。
現在は、汐留エリアと関わりのある「新橋駅」で、バリアフリー整備や耐震対策の工事が進んでいます。近い将来は街の景観が一変することが予想されます。新橋駅の再開発は、東口で進行しています。第一京浜と外堀通り、JRの線路に囲まれた三角形の部分が対象エリアです。また、新橋駅の西口でも市街地再開発事業が検討されています。新橋駅は汐留エリアと関わりが深いため、新橋駅の再開発の影響は、汐留エリアにも波及することが予測されます。


■新橋・虎ノ門・汐留エリアの開発情報の具体例
虎ノ門ヒルズ駅周辺に、開発中の賃貸オフィスビルがあります。この賃貸オフィスビルは地上12階地下1階建で延床面積は3,355.73㎡です。オフィス部分は11区画で構成され、賃貸可能床面積は約3,000㎡になる見込みです。最寄り駅は地下鉄虎ノ門ヒルズ駅で、徒歩約4分でアクセスできます。この賃貸オフィスビルは、2023年1月の完成を目指しています。
新橋・虎ノ門・汐留エリアのその他の開発情報として、新橋5丁目オフィスビル開発計画(仮称)があります。この物件の最寄り駅は地下鉄御成門駅で、徒歩約3分でアクセス可能です。敷地面積は1,759㎡で、延床面積は1万8,483㎡、地上21階地下1階建の高層ビルが完成する予定です。

まとめ

汐留は古い歴史があり、現在はビジネス街として活気のあるエリアとなっています。汐留エリアは「汐留シオサイト」を中心にオフィスビルが集積しており、銀座や虎ノ門などのビジネス街からも近く、交通利便性が優れているため、東京でのビジネスの拠点にするには適しているエリアといえるでしょう。
また、長い歴史を持つ「旧新橋停車場」や「浜離宮恩賜庭園」といった観光スポットもあります。イタリア街やカレッタ汐留などのグルメ、レジャー、ショッピング施設もエリア内に点在しています。ビジネスだけでなく、いろいろな楽しみ方ができるのが汐留エリアの魅力の1つといえます。
汐留で賃貸オフィスをお探しの方は、三菱地所リアルエステートサービスにお気軽にご相談ください。以下のサービスページから汐留エリアの物件検索ができます。現在のオフィスから新しい場所への移転を検討している企業や、これから新しくオフィスを借りようとしている企業の担当者の方はぜひご覧ください。

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