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【浜松町】浜松町エリアの魅力とは?歴史や今後の開発についてご紹介!

浜松町は交通アクセスが良く、賃料も周辺地域と比較するとリーズナブルなエリアです。そのため、新たにオフィスを構える場所として適しているといえます。浜松町の歴史的背景や今後の開発状況について理解することで、より魅力を感じるでしょう。今回は、浜松町エリアの魅力について解説します。浜松町で賃貸オフィスを検討している方にとって参考になる内容です。ぜひご覧ください。

浜松町エリアの物件はこちらからご覧頂けます。

浜松町の歴史と変遷

浜松町は、江戸時代から脈々と続く文化・交通などの交流の要となってきた場所です。歴史を知ることで、便利なアクセスを誇るエリアに成長した理由が見えてくるでしょう。まずは、浜松町の歴史と変遷について詳しく解説します。年代ごとの浜松町の歴史は、以下のとおりです。

■1601年
徳川家康により「五街道整備」が行われ、5つの街道と宿が制定されました。その五街道の1つが、浜松町も経路に含まれる東海道です。東海道は、江戸と京都・大坂をつなぐ往来幹線であり、大名や幕府の役人だけではなく商人や伊勢神宮を訪れる社寺参拝の旅人も活用する交通の要でした。明治時代に入り、令制国が廃止されると、東海道は国道1号線になりました。現在も、東海道時代の面影を残しながら、主要な道路として利用されています。お伊勢参りに向かう弥次さんと喜多さんの珍道中を描いた「東海道中膝栗毛」のように、この東海道を舞台とした作品も少なくありません。

■1678年
徳川家の菩提寺である増上寺の門前町として、浜松町や大門周辺は大変な賑わいをみせていました。古地図を見ると、増上寺を中心に寺社や大名屋敷が多く並んでいることが分かります。また、門前には町人が暮らす町もあり、多くの人が行き交っていました。最も古い大名庭園として愛される旧芝離宮恩賜庭園は、この頃に建てられた徳川家老中大久保忠朝氏の上屋敷で、もともとは、海面だったところを埋め立てています。1942年から一般公開されており、現在も多くの人に愛されています。

■1909年
1872年の新橋~横浜間の鉄道開業時には、まだ浜松町駅はなく、1909年に品川-烏森(現在の新橋)間が開通し浜松町駅は開業しました。当時は、海岸が近くにあり、潮干狩りや釣り船を楽しむ人の他、芝大神宮・増上寺へお参りする参拝客などで賑わっていました。浜松駅の開設を機に交通手段が増え、現在の利便性の高い街へと発展していきました。

■1964年
東京オリンピック開催に合わせて、国鉄浜松町駅と羽田空港を結ぶモノレールが開業します。羽田空港へのアクセス改善を図るもので、浜松町と羽田空港間が約15分で行き来できるようになりました。モノレールは、道路や河川の上を活用できることから、交通渋滞を回避できる画期的な段といえます。浜松町から羽田空港を結んだ東京モノレールは、その有効性を示した成功例といわれています。
東京モノレールが開業して57年目の2021年、モノレール浜松町駅ビルの本格的な建替工事が発表されました。その他の交通機関への乗り換えが便利になり、改札が集約されるなど、ますます利用しやすい駅へと変貌を遂げることが予想されます。竣工は2029年12月の予定です。

■1970年
この年には、浜松町のランドマークである世界貿易センタービルが建設されます。当時は東洋一の高さを誇っており、霞が関ビルに続いて建てられた2番目の超高層ビルでした。完成後の披露パーティーには、世界各国の大使や政財界の有力者、報道関係者、地元関係者など、多くの人が出席しました。浜松町を代表する建物として存在していましたが、現在は建替工事が行われています。

浜松町の史跡

浜松町には、今でも多くの史跡が残っています。訪れるだけで、当時の雰囲気を感じられる場所ばかりです。続いては、浜松町にある著名な史跡の中から4ヶ所をご紹介します。

■増上寺
浜松町の歴史にもゆかりの深い場所として知られるのが増上寺です。徳川家の菩提寺として、上野の寛永寺と並び古くから大切にされてきました。当時から変わらない荘厳な姿は圧巻です。家康の勝負運の強さを支えていたとされており、パワースポットとしても人気があります。この増上寺の背後にそびえるのが、東京タワーです。夜にはライトアップされ、増上寺とともに神秘的な姿を楽しませてくれます。どちらも東京を代表する名所であり、浜松町だからこそ堪能できる光景といえるでしょう。

■芝大神宮
「だらだら祭り」で有名な芝大神宮は、千年の歴史を誇る都内でも有数の神社の1つです。東京十社の1つとして知られ、伊勢神宮の内外宮の祭神を祀った「関東のお伊勢様」といわれています。この「だらだら祭り」は、11日間も続く祭りとして有名で、祭礼時には、全国から関東のお伊勢様を目指して多くの参詣者が集まります。全国から参詣者が集まり、あまりにお祭りが長く続くことから、「だらだら続く祭り」ということで「だらだら祭り」と呼ばれはじめました。

■芝東照宮
芝公園の一角にある芝東照宮は、徳川家の菩提寺である増上寺の境内に創建されました。ご神体は、家康公自身が還暦を迎えた年に命じて彫刻させた等身大の寿像です。当時は、家康公の法名にちなみ「安国殿」と呼ばれていましたが、神仏分離によって、芝東照宮と呼ばれるようになって現在に至ります。都会のオアシス的な存在として、多くの人が訪れる場所です。

■浜離宮恩賜庭園
江戸時代を代表する大名庭園である浜離宮恩賜庭園は、四大将軍家綱の弟である松平綱重が初めて屋敷を建てた場所です。それ以前は、将軍家の鷹狩場でした。綱重の息子が六代将軍になると、将軍の別邸として「浜御殿」と呼ばれるようになります。以降、歴代将軍により手を加えられ、十一代将軍家斉の時代に現在の浜離宮恩賜公園の姿になりました。明治維新後、皇室の離宮「浜離宮」となり、昭和21年に東京都に下賜されています。潮の満ち引きで池の趣が変化する様式が魅力です。

浜松町の特徴

江戸時代の始まりとともに栄えた浜松町には、現代においても人々を魅了する多くのポイントがあります。
例えば、都会のオアシスとして多くの人が訪れる芝離宮恩賜公園や、新橋・銀座といった人気のエリアなどが徒歩圏内といった近さも魅力の一つです。また、自然豊かな場所でありながら、ビジネス都市としての機能を両方備えている点も魅力といえるでしょう。続いては、こうした浜松町の特徴をさまざまな視点から解説します。

■駅の利用状況
浜松町がビジネス街として発展した背景には、交通アクセスの良さがあります。浜松町には、「浜松町駅」「モノレール浜松駅」「大門駅」「竹芝駅」の4駅があり、JR山手線やJR京浜東北線など6つの路線が利用可能です。東京・品川・新宿など、主要な駅へも直接アクセスできる利便性の高さに加えて、羽田空港にも東京モノレールで直行できます。
2027年開通予定の「リニア中央新幹線品川駅も浜松町から至近であり、ますますビジネスに重要な拠点になるでしょう。

■周辺地域
浜松町の歴史や史跡からも分かるように、周辺には庭園や公園が多くあります。都会でありながら自然を満喫できる場所といえるでしょう。また、浜松町は東京湾を臨む港町でもあります。東海汽船の乗り場は、浜松町駅から600mほどのところにあり、海も楽しめるエリアです。夏には東京湾大華火祭が開催されており、東京の夏を満喫する大勢の人々で賑わいます。駅の近くには船宿もあり、屋形船を堪能することも可能です。東京で屋形船といえば隅田川が印象的ですが、東京湾での舟遊びも人気があります。
このように、浜松町はさまざまな顔を持つエリアです。最先端のビジネス街とは思えないような風情があります。

■オフィスやビルの状況
浜松町には、駅周辺から竹芝ふ頭にかけて、多数のオフィスビルが林立しています。浜松町駅の西側にあるのが、ランドマークでもある「世界貿易センタービル」ですが、2027年には、地上46階建の高さを誇る最新鋭の多機能ビルとして生まれ変わります。その他、ニッセイ浜松町クレアタワーが2018年に完成しており、近くに自然豊かな場所があるとは思えないほど近代的な街並みが広がっているのが特徴です。
また、2020年には複合商業施設「ウォーターズ竹芝」が開業し、買い物環境も整っています。

浜松町の賃貸オフィスの空室率・平均募集賃料

次に、浜松町エリア(芝・三田・田町を含む)の空室率・平均募集賃料を見ていきましょう。
2023年6月時点で、東京主要7区の空室率は6.88%となっており、浜松町エリアの空室率は11.20%となっています。同時期における、東京主要7区の平均募集賃料は27,472円/坪でしたが、浜松町エリアの平均募集賃料は27,558円/坪となっています。
浜松町エリアの賃貸オフィスの詳しい情報が知りたい方は、以下のページをご覧ください。浜松町をはじめ、首都圏を中心とした豊富な物件情報をご提供します。

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浜松町の周辺の開発情報

このような歴史的背景から情緒のある浜松町ですが、再開発も進んでいます。続いては、浜松町周辺の開発情報について解説します。

■開発計画について
このエリア最大のプロジェクトが浜松町のランドマークである世界貿易センタービルの建替工事です。この工事に伴い、浜松町二丁目4地区の開発計画が進行しています。浜松町二丁目4地区は、A・Bの2街区に分けられており、A地区には世界貿易センタービルの本館・ターミナル棟・南館・モノレール棟が建設される予定です。世界貿易センタービル本館は、地上46階の高層ビルが計画されており、国際クラスのホテルや医療センター、観光施設などが入る予定です。
ターミナル棟にはバスターミナルを中心として、レセプション会場や屋上庭園などが整備される計画です。南棟は2021年3月に開業しています。一方でB街区では、ニッセイ浜松町クレアタワーが2018年に完成しました。
また、浜松町駅の建替も進んでおり、ますます利便性が高まることが期待されます。駅の改札から開発エリアが歩行者デッキで繋がるため、安全性が向上する点もポイントの1つです。車両の通行は一階部分がメインとなり、歩行者は3階を行き交うことになります。
さらに、2027年にリニア中央新幹線品川駅が開業する予定です。開通後は東京から名古屋まで40分程度で移動できます。名古屋から浜松町への通勤も可能になるでしょう。

■周辺の緑化計画について
浜松町では、都市計画に加えて周辺地域の緑化計画も行われています。例えば、大門通り沿いに作られる広いオープンスペースでは、積極的に緑化が図られており、大門通りからの緑の連続性が強化される予定です。また、旧芝離宮恩賜公園や隣接する街区との調和を保つことにも重きを置いています。
このように再開発による新しい街づくりが行われる中で、古き良き浜松町を大切にした計画が立てられている点は、これから浜松町にオフィスを構えたいと考える人にとっても大きな魅力といえるでしょう。

まとめ

歴史を感じさせる史跡が残る趣深い浜松町は、ビジネス街としても人気のあるエリアです。そのため、周囲にはビジネスマン向けの施設や飲食店が豊富にあります。また、公園や庭園が多く、リフレッシュしやすい点も魅力といえるでしょう。
さらに、今後も開発が予定されており、現在も着々と工事が進んでいます。そして、世界貿易センタービルの建替は、日本の解体事例史上トップの高さのビルの解体工事としてその工法にも関心が集まっています。
今後、飛躍的に交通アクセスが整備され、緑化推進で環境改善にも貢献する浜松町は、今まで以上にビジネスシーンにおけるニーズが高まることが予想されます。浜松町で賃貸オフィスを検討している企業にとって、今がチャンスといえるでしょう。浜松町で賃貸オフィスをお探しの方は、ぜひこちらのページをご覧ください。浜松町以外のエリアについても、賃貸オフィスをご紹介しています。

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