1. トップ
  2. オフィスコラム
  3. エリア・街
  4. 【田町】田町エリアの歴史や特徴・魅力とは?今後の開発情報についてもご紹介!

エリア・街

【田町】田町エリアの歴史や特徴・魅力とは?今後の開発情報についてもご紹介!

東京都港区は、多くのオフィスビルが建ち並ぶエリアです。中でも田町は江戸時代から重要な場所として知られており、明治時代に田町駅が開業後は現在のビジネス街へと発展を続けてきました。オフィス街が多い港区の中でも特に人気の高い田町エリアは、今後どのように発展していくのでしょうか。この記事では田町の歴史や駅前再開発の状況、オフィスの賃料相場などについて紹介します。

田町エリアの物件はこちらからご覧頂けます。

田町の歴史と変遷の概要

江戸時代、江戸の南端付近だった田町は、日本全国を測量し正確な地図を作製した伊能忠敬が測量の起点とした場所です。
また江戸を戦火から守った「勝海舟と西郷隆盛の会見」が行われた地でもあり、田町は歴史上重要なターニングポイントとなった街といえるでしょう。
1872年に新橋―横浜間で日本初の鉄道が開業しましたが、当時田町には駅舎はありませんでした。
明治末期の1909年に田町駅が開業し、その後、発展に拍車がかかります。
現在の田町エリアは活気のある商店街と大規模複合ビルが駅周辺に共存しており、田町駅開業が田町の歴史を大きく変えたことがわかります。
近年の田町は歴史を感じさせる場所も残りつつ、再開発により新たな大規模オフィスや商業施設などの建設も進んでいます。

■【解説】田町エリアの魅力を感じられるスポットとは
歴史上重要な拠点であり且つ、現在では活気のあるオフィス街・観光スポットを合わせ持つ田町。歴史と発展していく街の雰囲気を感じられるスポットを3つご紹介します。

  • 旧薩摩藩蔵屋敷跡地と田町タワー
  • 商店街「慶応仲通り商店街」
  • msb Tamachi(ムスブ田町)


順を追ってご紹介しましょう。

■江戸の人々を守った地「旧薩摩藩蔵屋敷跡地」に建設中の田町タワー
田町は、江戸が戦火を免れるきっかけとなる会見が行われた地です。
江戸時代末期、新政府側と旧幕府側が対立したものの江戸城で戦いが起こることはありませんでした。江戸城への攻撃が目前に迫る中、勝海舟と西郷隆盛が会談を行ったためです。
その会談の2日目が田町にある薩摩藩の蔵屋敷で行われました。対立する新旧勢力が話し合いによって課題を解決したことにより、激しい戦乱で江戸の人々が犠牲にならずに済んだのです。
そして現在この蔵屋敷跡地では、2023年竣⼯予定の大規模複合ビル「⽥町タワー」の建設が進行中。蔵屋敷跡地にもともと設置されていた、江戸城無血開城を記念した西郷・勝会見之地碑も竣工後に当該ビルの敷地内に移設される予定です。
江戸末期に重要な役割を果たしたこの土地に、過去と未来を繋ぐ新たな田町のランドマークが誕生します。

▽田町タワーの特集記事はこちら
新たな企業⽂化を発信するランドマーク利便性だけではない「⽥町タワー」の付加価値

▽田町エリアのオフィスをお探しの方
田町エリアのオフィス検索はこちらから

■気軽に楽しめる商店街「慶応仲通り商店街」
田町には慶応仲通り商店街があります。
JR田町駅と都営地下鉄三田駅から桜田通りへと向かう路地を中心に位置する商店街で、近くに慶応義塾大学のキャンパスがあることが名称の由来です。
近くには芝浦工業大学もあり、学生もよく利用する商店街で、現在も多くの飲食店が営業しています。
独自のプレミアム付き商品券を発行したり、餅つき大会やボウリング大会を開催したりと、商店街を盛り上げるさまざまな取り組みが行われており、田町エリアの地域活性化に大きく貢献している商店街です。
オフィス街にありながら、来訪者のみならず田町エリアの住人にとっても魅力ある商店街で今後も賑わいが続くことが期待されます。オフィス勤務者にとっても昼休みのランチや退社後のディナーをオフィス周辺で手軽に楽しむことが可能です。

■駅前大型複合施設「msb Tamachi(ムスブ田町)」
田町駅に近い再開発の中心エリアに位置する「msb Tamachi(ムスブ田町)」は、2018年ステーションタワーS、ホテルプルマン東京が開業し、2020年にステーションタワーNが開業した大型複合施設です。
現在は、公共施設のみなとパーク芝浦や東京都内初出店の飲食店も含め多数のテナントが入居しており、田町エリアの注目度を高めています。
交通至便な田町駅前にある「msb Tamachi(ムスブ田町)」は周辺のオフィスに勤務する方のみならず、首都圏の各地から多くの人々が集まる人気スポットです。
区役所の総合支所が新施設に入居した他、三菱自動車の本社の移転先ともなり、「msb Tamachi(ムスブ田町)」はオフィスとしても高い人気が伺えます。

田町エリアの特徴とは

田町エリアの特徴は、以下の3つです。

  • 交通アクセスのよい田町駅
  • 拠点として便利なオフィスビル
  • 利便性に富んだ周辺地域

田町エリアは田町駅周辺にビルが建ち並ぶビジネス街の側面もありながら、近くには慶応義塾大学の三田キャンパスや芝浦工業大学もあり学生街の一面も。加えて商店街もあることから、多くの人達で賑わうエリアです。
そんな多面性のある田町の特徴を、詳しく解説していきます。

■交通アクセスのよい田町駅
港区にあるJR田町駅では、京浜東北線と山手線の2路線を利用することができます。
京浜東北線では快速も停車し(10:30~15:30)、短時間で都内各地にアクセスすることが可能です。
東京駅までは電車でわずか10分。このアクセスの良さが、田町に多くの企業が拠点を構える理由になっています。
また駅周辺の再開発により、大規模オフィスビルや商業施設が駅付近に多数ある点も魅力です。山手線・京浜東北線の一駅先には新駅「高輪ゲートウェイ」駅が開業し、話題を集めています。
1日平均の乗車人員は98,213人(2021年度)と9万人を超えており、JR東日本エリア内でも24位と高順位です。JR東日本の駅の中では浜松町や神田よりも乗車人員が多いことからも田町駅の賑わいがうかがえます。(※)
さらにJR田町駅の近くには、都営三田線と都営浅草線の三田駅もあり、複数の駅に徒歩でアクセスでき、交通利便性に優れている点も人気の理由のひとつです。
また、駅の西口側と東口側で発展した時期が異なり、街の雰囲気にもそれぞれ違う魅力があります。
田町駅西口側には慶応義塾大学三田キャンパスがあり、学生街としての賑わいが見られます。また大企業のオフィスも多く、大規模なオフィス街が形成されており、田町駅開業から現在に至るまで西口側は活気あふれる地域です。
一方、田町駅東口側はかつては工場が多く立地するエリアでしたが、 大規模再開発が進み商業施設やが建設され、公共施設が整備されたことで、現在の先進的な街に変わりました。

※出典「各駅の乗車人員 2021年度」

■拠点として便利なオフィスビル
田町は、港区の中でも有数のオフィス街です。 山手線・京浜東北線を含め複数路線でアクセス可能と利便性は高く、近年の再開発で先進的なオフィスも増え、ビジネス拠点として多くの企業に利用されています。
田町にオフィスを構える大企業には、森永製菓や三菱自動車工業、日本電気(NEC)、長谷工コーポレーションなどが挙げられます。
また商店街や再開発でオープンした商業施設等、飲食店舗や生活利便施設が充実し、住環境も整備されたことから、益々、人気が高まっています。

■利便性に富んだ周辺地域
田町エリアの周辺地域には有名なスポットも多数あり、観光にも適しています。
例えば東京スカイツリーと並び人気の高い東京タワーは、浜松町駅が最寄り駅です。展望フロアからは東京の街を一望することができ、田町のオフィス街を臨むこともできます。 他にも徳川家にゆかりの増上寺や、オフィス街の照明が運河に映る夜景を楽しめる芝浦運河も人気です。
また鉄道アクセスだけでなく、道路アクセスの利便性にも優れています。田町エリアの主要な幹線道路には第一京浜や桜田通りがあります。
桜田通りは、霞が関や虎ノ門など政治やビジネスの中心地や田町のオフィス街周辺を結ぶ幹線道路です。東京タワーの近くを通りながらマンションが集中するエリアへと伸びています。

田町の賃貸オフィスの空室率と平均募集賃料について

次に、田町エリア(芝・三田・浜松町を含む)の空室率・平均募集賃料をご紹介します。
田町エリアの空室率は、2022年6月時点で6.88%、2023年6月時点では11.20%となっており、上昇傾向にあります。
平均募集賃料は、2022年6月時点で24,806円/坪、2023年6月時点では27,558円/坪となっており、こちらも上昇傾向にあります。
田町エリアは、空室率・平均募集賃料共に直近1年間で大きな変動が見られます。特に田町エリアでは再開発に伴う新規オフィスの供給もあり、賃料も移転検討の時期によって異なる可能性があります。オフィスの空室率や募集賃料は随時変動するため、こまめに確認するのが良いでしょう。田町でオフィス移転をご検討されている方は、以下のページをご覧ください。

田町エリアのオフィス検索はこちらから

【注目】田町エリアの開発情報

駅前の大規模再開発が進んできた田町エリアでは、今後も引き続きマンションやビルなどの建設が予定されています。
先ほどの「旧薩摩藩蔵屋敷跡地」で建設が進行中の「田町タワー」は、2023年竣工予定です。地上29階、高さ156.00m、延床面積112,178.97㎡の大規模複合ビルです。三菱地所設計が設計し、清水建設による施工と大手企業が田町タワー建設に関わっています。
田町タワーの魅力は駅からのアクセスの良さにあります。 JR田町駅からはペデストリアンデッキを通って徒歩2分と近く、都営地下鉄三田駅には直結しており、複数路線を利用できる田町エリアの交通アクセスの良さを最大限に活かしています。
オフィスに加えて商業施設も入り、オフィス街としての地位はもちろん田町エリアの住環境もさらに高まることが期待されています。

▽田町タワーの特集記事はこちら
新たな企業⽂化を発信するランドマーク利便性だけではない「⽥町タワー」の付加価値

まとめ

田町は古くからの商店街が現在も活気を保っている歴史ある街で、今後も再開発が続き環境性能を高めた機能や快適性を追求したオフィスビルが次々と建設され発展を続けています。
オフィス街として高い人気を誇り、駅前開発ではオフィスのみならず商業施設やホテルなども建設中です。複数の鉄道路線を利用して都内各地に短時間でアクセスできる田町は、今後もさらに発展が見込まれます。
大企業のオフィスも集まる田町エリアでオフィス移転をご検討されるなら、「三菱地所リアルエステートサービス・賃貸オフィス検索サイト」をご覧ください。
三菱地所リアルエステートサービスは、首都圏を中心に多数の物件情報を紹介する賃貸オフィス検索サイトを提供しています。エリア別や路線別の検索機能もあり、田町をはじめとした人気エリアでのオフィス移転のご検討に最適です。田町エリアでは駅前再開発も継続しており、新規オフィスの供給も進みます。田町で賃貸オフィスをご検討でしたら、以下のページをご参照ください。

▽田町エリアのオフィスをお探しの方
田町エリアのオフィス検索はこちらから

▽オフィスをお探しの方
オフィス検索はこちらから

▽エリア特集記事一覧
他のエリアの特集記事はこちらから

CONTACT US お問い合わせ

オフィスをお探しのみなさま

掲載中の物件以外にも、多数物件を取り扱っております。お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

三菱地所リアルエステートサービス株式会社
ビル営業部

お問い合わせはお電話でも承ります。
お気軽にお問い合わせください。

営業時間 9:30 〜 17:30(平日)