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June 2023

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」
人とアイデアが行き交う“結節点”、
この街が東京の「磁力」を高める

虎ノ門ヒルズは、“東京の磁力” を高めるために森ビルがたどり着いた一つの答えです。虎ノ門エリアに都市再生の大きなうねりをもたらしたこの都市計画は、最後のピースとなる「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が2023年秋に完成することで、一つの節目を迎えます。 それと同時に、街としての新たな歴史がここから始まろうとしています。そこで、ステーションタワー完成を目前にした今、虎ノ門ヒルズ周辺のタウンマネジメントとオフィス事業を担当するキーパーソンの元を訪れ、ステーションタワーが虎ノ門の街に与えるインパクトやオフィスビルとしての立ち位置について考えます。

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人とアイデアが行き交う“結節点” が、様々なイノベーションを生み出す

虎ノ門ヒルズを象徴する4つの超高層ビル。街づくりの最後のピースとなるステーションタワーは2023年の秋に完成する予定

編集会議にて、タウンマネジメント事業部 運営部 虎ノ門ヒルズエリア運営グループでチームリーダーを担う横山貴史氏

経済や政治の面から東京をリードしてきた港区虎ノ門。その一角に、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」を標榜する虎ノ門ヒルズはあります。ヒルズ内にある「森タワー」の2階に入ると、白色のネコ型ビジネスロボット「トラのもん」 が出迎えてくれます。「ドラえもん」と同じ工場で作られたというこの虎ノ門ヒルズ公式マスコットは、社会にイノベーションの波を引き起こす“ビジネスの種” を探しに、22世紀の社会からタイムマシンに乗って虎ノ門ヒルズに訪れています。「トラのもん」の四次元ポケットの中には東京のこれからを切り拓く“未来の道具” が詰まっているそうです。

そんなビジネスの種が数多く植えられている虎ノ門ヒルズでは、世界的な都市間競争を勝ち抜くため、駅と街の一体的な開発が森ビルなどによって推し進められてきました。六本木ヒルズに匹敵する規模を誇る敷地には、「森タワー」「ビジネスタワー」「レジデンシャルタワー」という3棟の超高層ビルが建ち並び、すでに大きな“街”を形成しています。しかし、虎ノ門ヒルズは実は“未完の街”。そう、この都市開発は2023年秋に、4棟目となる地上49階・地下4階建て高さ約266メートルの「ステーションタワー」の完成をもって全面開業を迎え、一つの街としての営みが次のフェーズに進むのです。

もともと虎ノ門ヒルズが建つエリアは、戦後いち早く復興し、隣の新橋とともに、高度経済成長期に日本経済をけん引した東京を代表するビジネス街。その当時に、次々と建設されたビルが老朽化したため、都市機能の更新が期待される状況になっていましたが、数多くの新しいサービスや製品を世に送り出してきた、高いポテンシャルを持ったエリアです。その個性は今も変わらず、この再開発によって、再び日本をリードしていく街へと変貌を遂げています。虎ノ門という街の魅力について、虎ノ門ヒルズ周辺のエリアマネジメントを担当するチームリーダーの横山貴史氏はこう分析します。

「森ビル創業の地である港区・虎ノ門。この周辺には大使館が多く集まり、隣には霞が関という行政エリアがあります。また虎ノ門は、スタートアップ企業や外資系企業が多い渋谷・恵比寿・六本木と、大手企業が集まる東京・品川・新宿のちょうど中間に位置する街でもある。この特長を生かし、虎ノ門ヒルズに職、住、遊、学、憩などの多彩な都市機能を立体的に組み込むことで、多種多様な企業や人たちの“結節点” となっています」

虎ノ門ヒルズが、人やアイデアが行き交う“結節点” となることで、次々と新しい価値やイノベーションが生まれるのです。実際に「ビジネスタワー」内にある「ARCH(※1)」や「CIC(※2)」では、すでに数多くのビジネスの種が現在進行形で育まれていると言います。また、「ステーションタワー」の竣工によって 虎ノ門ヒルズが“交通結節点” として機能し、ビジネス交流拠点としての基盤が強固となることで、ビジネスが進化しやすい環境が醸成されます。“結節点” という強力な武器を備える虎ノ門ヒルズ、そこに既に入居している企業やテナントの特長について、オフィス事業部で課長を務める稲原攝雄氏はこう解説します。

「虎ノ門ヒルズでは、ビジネスを発展させていきたい企業が望むような、コラボレーションやイノベーションを生み出す環境を整えています。業界や規模を問わず、社外の人たちと積極的に交流を図り、社会に貢献する新しい事業を生み出して、それを発展させていきたい。グローバル視点でビジネスを捉え、かつ高い志やビジョンを持った未来志向型の企業が集まっています」

こうした企業と、ステーションタワーに入居した企業が持つ情熱や新しい知識・経験、ノウハウがジョイントすれば、コラボレーションやイノベーションはさらに活性化。ここから新しいビジネスの種が発芽、そして成長が加速度的に進むと期待されます。

※1 
大企業の新規事業を創出することに特化したインキュベーションセンター

※2 
ベンチャー企業・起業家・イノベーターの成長をサポートするイノベーションコミュニティ

街紹介コンテンツ「虎ノ門」もご覧ください>

最先端であり続ける情報発信拠点が、企業に強力な磁力を与える

最高層階にある情報発信拠点「TOKYO NODE」。最先端の設備に加え、インフィニティ・プールやレストランなどが設置され、華やかかつ独創的な空間になっている

編集会議にて、営業本部 オフィス事業部 営業推進部 企画グループ兼企画推進部で課長を務める稲原攝雄氏

情報が溢れる現代社会において、拡散力が強く即時性のある“伝わる情報発信” は、企業が継続的に成長するうえで欠かせません。

重要なステークホルダーの心を揺さぶり、自社サービスや製品が彼らの目を釘付けにする。そんな仕掛けが施された情報発信拠点が、「ステーションタワー」を象徴する施設の一つ「TOKYO NODE」です。最高層階(45~49階、一部8階) に位置し、ビジネス、アート、テクノロジー、エンターテインメントなど、ジャンルや領域の垣根を超えた、これまでのオフィスビルにはない独創性に富んだ空間です。

46階にあるメインホール「TOKYO NODE HALL」は、XR 時代を想定した造りになっているので、会場演出のみならず、価値の高いヴァーチャル体験を通して、全世界の視聴者に自社製品やサービスを深く印象付けることができます。横山氏はこう付け加えます。

「『TOKYO NODE』は、イベントスペースでも、フォーラム施設でもありません。ギャラリー、レストラン、インフィニティ・プールなどが併設された極めてオリジナリティの高い情報発信拠点です。ここではあらゆる領域や要素が融合し、世界と日本を、企業と企業を、企業と消費者を……、線となるべき魅力的な点と点を繋ぐ役割を担っています」

メインホールと特徴的な3つのギャラリーを連動させて、ブランドの世界観に没入できるような体験型のイベントや、ストーリー性のあるプレゼンテーションなど、回遊型の会場としても活用できます。複数の空間を結び付けることで表現の幅がぐっと広がるので、アイデアはどんどん膨らみ、そこから生まれた魅力的なコンテンツによって企業の磁力の強化も期待できます。

そして、この「TOKYO NODE」の屋台骨でありエンジンとなっているのが、8階にあるクリエーターとの研究・共創の場「TOKYO NODE LAB」です。このラボでは世界に先駆けて、新たな都市体験やコンテンツを創出する多様なプロジェクトが行われています。稲原氏はこう意気込みます。

「一般的な貸し会場と決定的に違うのは、斬新なコンテンツを創出するラボが併設されている点です。このラボでは、クリエーター達によって常に新しい表現技法が研究されており、すでに新プロジェクトも始動しています。もちろん企業は、ラボで開発された新たな表現技法を自社アピールに活用することも可能です。時代を先読みして常に進化し、他では真似できないコンテンツや表現・演出の方法を創出し続けるからこそ、企業から求められ続ける存在になりえます。ここでしかできない表現を、常に更新し続けることが大切だと考えています」

“今” だけ新しいのでなく、“いつでも” 新しい。「ステーションタワー」が世界から注目を集める情報の発信地であり続け、また、“発信する都市” として虎ノ門ヒルズの磁力が強くなるほど、そこに入居する企業のブランド価値も高まっていきます。街と企業の発展に相乗効果をもたらす「TOKYO NODE」。創造力を高め、企業の成長や進化を後押ししてくれるに違いありません。

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